熱力学とは,熱エネルギーを中心にエネルギーに関することについて議論する学問です.エネルギーを消費することなく継続的に仕事をする機械(永久機関)は存在しないこと(熱力学第一法則)や,ある熱源の熱を外界に何の変化も残さずに全て仕事に変換する機関は実現不可能であること(熱力学第二法則)などは有名である.熱力学では状態の変化は準静的なものであり,時間や速度の概念が入っていないが,伝熱工学では温度の非平衡を前提として,温度の空間分布やその時間変化,あるいは熱の移動速度を議論の対象としています.
(参考文献:日本機械学会編「機械工学便覧」α編より)
工業熱力学及び演習T,工業熱力学U,内燃機関,伝熱工学,エンジンンシステムなど