伝熱工学研究室 Heat Transfer Laboratory
研究室紹介
 当伝熱工学研究室は、1887年に創立された工学院大学(前身 工手学校)工学部の機械工学科 (大学院:工学研究科機械工学専攻)に所属する研究室であり、小泉安郎教授を始め、大竹浩 靖助教授および宮下徹講師の3名のスタッフで運営されております。

 今年度(2006年度)は、2名の大学博士課程学生(櫻井久君、佐藤隆登君)、8名の大学修 士課程学生と27名の卒論生とともに、全14の研究テーマを進めております。

 研究テーマは、主に二相流動と沸騰熱伝達の実験的な研究です。新宿西口の高層ビル(28階) の校舎地下1階(B115)および八王子キャンパス(8-153、6-109、MBSC棟224&225)それぞれに 研究室があり、主に新宿の実験室では比較的小型な装置による水−空気系の二相流や大気圧水 の沸騰・凝縮熱伝達の研究を行っており、大型な装置・測定機器や電力消費の大きい加熱面に よる二相流および沸騰・凝縮熱伝達の実験が八王子の実験室で行われています。また、八王子 MBSC棟においては、クラス1000のクリーンルーム内のマイクロファブリケーション設備を駆使 して、マイクロ熱流体の研究も行っています。

 下記に現在の研究テーマを紹介します。
 新宿、八王子両校舎に機械工作室があり、学生らは、自らの手作りによる 実験装置と高速度ビデオカメラやLDAを始めとする計測装置およびPCとともに、 日夜(どちらかと言うと夜側にシフト気味ですが)研究に勤しんでおります。MBSC棟 クリーンルーム内でマイクロ加工も自ら行います。

 また、大学院の学生を始めとして、積極的に学会等外部で講演発表することを 勧めており、「機械学会」、「原子力学会」、「混相流学会」、「伝熱シンポジウム」 では、多々その成果を発表しております。さらに、国際学会「国際原子力工学会議 (ICONE)」で毎年発表も行っております。

 なお、平成10年4月に第1回、平成14年5月第2回、続く平成16年6月に第3回 「伝熱工学研究室同窓会」を開催しました。第1〜3回とも、元教授植田辰洋先生 を始め約50名の出席を頂き盛況な会でした。第4回は、本年(平成18年)6月10日 に開催予定です。多数の卒業生の出席を希望しております。

(平成18年4月4日  文責: 大竹 浩靖
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