（一社）日本トライボロジー学会　会員提案研究会

高分子材料のトライボロジー研究会　活動内容

2012年度の活動報告は以下の通りです．

高分子材料のトライボロジー研究会(第3種，主査　西谷要介)：本研究会は，機械しゅう動部材料として多用される高分子系材料の新技術や摩擦摩耗特性についての研究紹介と意見交換の場として，産学公諸分野の研究者，技術者の高分子系トライボ材料に関する理解を深めることを目指している．2012年度は，近年取り上げられる高分子材料の適用事例をはじめ、機器分析を用いた高分子材料の物性評価、高分子複合材料の作用機構，新しい高分子材料の開発と応用，高分子材料の諸特性に関する研究について話題提供を得て，3回の研究会を開催した．また、塑性加工研究会にて本研究会員による研究発表を行った．さらには，プラスチック成形加工学会の学会誌である「成形加工」誌2013年2月号において特集されたトライボロジー特集号において本研究会員による寄稿等を行った．ちなみに関連行事として，同プラスチック成形加工学会において第135回講演会「トライボロジー」を2013年6月14日（金）に東工大ロイヤルブルーホールにて開催予定．

第55回研究会(2012年7月27日　於：工学院大学　新宿キャンパス)．
�@樹脂基ナノカーボン複合材料のトライボロジー特性(名城大学 榎本和城)，�A原子間力顕微鏡とトライボロジー　〜新世代SPMの固液界面への応用〜(島津製作所 粉川良平，�BコロイドCaCO3充填熱可塑性樹脂系複合材料の機械的およびトライボロジー的性質に及ぼす表面処理の影響(工学院大学 漆川壮騎)，計32名出席．

第56回研究会(2013年2月19日　於：工学院大学　新宿キャンパス)．
�@PEEKのトライボロジー(八戸工業高等専門学校 赤垣友治)，�A金属との複合化による樹脂軸受の機能向上(NTN 石井卓哉)，�B樹脂系繊維強化複合材の最前線　陸・海・空・宇宙(ジー・エイチ・クラフト　木村學),計30名出席．

第57回研究会(2013年3月14日　於：工学院大学　新宿キャンパス)．
�@水素雰囲気におけるシール用樹脂材料のトライボロジー(九州大学 澤江義則)，�Aコンポジット材料のCAEソリューション(JSOL 西正人)，�B耐摩耗性に優れた生分解樹脂Kureduxの特性と用途展開(クレハ 尾澤紀生)，�CX線イメージング法を用いた摩擦中のゴムと路面の接触状態の可視化技術(横浜ゴム　網野直也),計17名出席．

＜主　査　（2012年度）＞　工学院大学　西谷要介

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